会社沿革
カリフォルニア・レーズンに代表されるドライフルーツ産業は、1894年のゴールドラッシュに続く農業ブームをきっかけに発展をはじめました。レーズンについては、それをさかのぼること約2000年前、すでにエジプトの民がそのおいしさについて書物に記しているほか、聖書(ソロモンの書)にも食物としてのレーズンの記述があります。
カリフォルニアの豊かな太陽のもとで育ったレーズンは市場で取引されるようになり、1800年代後半にはレーズン用ブドウの栽培農地が急速に拡大しました。1898年には、初めてレーズン生産農家が共同出資で農協組織をつくることを試みましたが、しばらくは理想ばかりが先行し現実が追いつかないという状況が続きました。その後1912年になって、地域全体の支援を受けて「California
Associated Raisin Company」が設立されました。1915年には「Sun-Maid」というブランド名が決まり、それから1年とたたないある日、ロレーン・コレット・ピーターセンという地元の少女が会社のトップの目にとまりました。赤い日よけ帽をかぶり、とりたてのブドウのバスケットを持って微笑むそのときの彼女の姿は、その後、太陽の恵みを受けた栄養豊富なカリフォルニア・レーズンの代名詞となりました。
レーズン事業は急速に成長し、1918年にはそれまで使用していた施設も手狭となりました。そこで会社は、陽光ふりそそぐフレズノの中心部に新しく工場を建設しました。当時この新工場は「デトロイト以西でもっとも設備の整った工場」と呼ばれました。
その後、加工処理の近代化、農協組織の発展にともない、会社は1964年に隣接するキングズバーグに拠点を移し、工場を建設しました。この施設は『Factory
Magazine』誌でその年の全米トップの最新工場のひとつに選ばれました。
サンメイドは1912年の創業から21世紀の今日に至るまで、品質維持、技術革新への意欲、お客様中心主義のもとに事業を展開しています。
以下の年表では、サンメイドの歩みを今日から過去へとさかのぼってご覧いただけます。
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